氏名 | 研修期間 | 先輩臨床研修医の声 |
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宮野 史也 | 【初期】 平成31年4月~ |
研修の感想(令和2年9月) 研修の感想(令和元年12月) |
研修の感想(令和2年9月)
研修の感想(令和元年12月)
研修医1年目の宮野史也と申します。
この“先輩研修医の声”に何を書くべきでしょうか。
まず“先輩”とついているからには学生の方々が対象となるでしょう。そして学生を対象にする以上その内容は学生にとって有益なものとするべきでしょう。そのため以下に書く内容は調べればわかるような一般的な内容よりも、研修生活の中で実際感じた個人的な内容で多くを占めようと思います。したがってここに書く内容は小樽協会病院における研修の一側面にすぎず、あくまで当院に興味を持つ一助程度にとらえていただきたいと思います。そして実際に見学へ来ていただき更なる興味を深めていただけましたら幸いです。
さて、学生の方々は研修に何を求めるでしょうか。症例や手技の豊富さや立地、処遇など求めるものはそれぞれ違うでしょう。私の場合は将来精神科に進むことを決めており、研修では①common diseaseを病棟で管理できるようになる②他科に適切にコンサルできるようになる、の二点を差し当たっての目標としました。
またその目標とは別に、ある程度の余裕も持ちたいと考えていました。
研修医というのは医師になると同時に二年目の秋には専門科を決める立場です。出来ないことへの焦りと不安の中で将来どのような医師となるかをある程度は決めないといけない、すなわち多くの葛藤を抱える時期です。この大切な時期に日々の業務に追われ自分と向き合う余裕をなくすことを恐れました。忙しくやりがいのある医師という仕事は同時に自分の人生に対する疑問を先送りにするのではないかと懸念しました。
このように考えていた自分がたまたま巡り合えたのが当院でした。マッチングまでに三回見学を経て雰囲気など含めて第一志望になりました。上記のような書き方をしたため語弊を招かないように言っておくと当院はいくらでも忙しくすることはできます。ただ色々な考え方をする研修医を受け入れる土壌があり、これこそが私を引き付けたのではないかと感じています。ぜひ見学にきてそれを感じ取っていただきたいなと思っております。