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先輩メッセージ 看護師長

先輩看護師の声:佐藤 いづみ


ヒントは患者様とのふれあいにある。
私のモットーは、患者様が安心して治療に集中できる環境をつくること。そして、そのために何ができるかを「一緒に考える」ことです。
病気に対する不安や疑問、日常生活での障がいなど、どんな些細なことでもいいんです。
目標を共有し、同じ目線に立つことが大切。
患者様のことを深く理解したいなら、事務的に話を聞こうとするのではなく、1分でもできるだけ多く患者様と接すること。患者様とのふれあいのなかにこそ解決のヒントがあるのです。
乳がんの患者様に対する看護も、やはり心のサポートが重要です。化学療法などによる副作用のケアも大切ですが、不安をひとりで抱えないよう、患者様自身が予防や症状緩和に向けて取り組めるようにお手伝いをします。
また、乳がんに対する理解度を深め、医師から提供された治療における選択肢について理解し、患者様とご家族が納得した選択ができるように支援するのも看護師の役目です。
そういった日々の看護のなかで、少しでも多く患者様にできることを提案し、それが良い結果につながったときこそ、この仕事を選んで良かったと思う達成感があります。
 

やりがい深まる、伸ばしてくれる環境。
患者様との向き合い方と同様に、後輩スタッフの育成に関しても共通することがあります。後輩スタッフ自身がどうなりたいか、その意思をしっかり共有すること。そして、互いの目標を一致させ、そこに達成するためのサポートをするのが私の役割だと思っています。
人材育成も私の考え方を押しつけるのではなく、「一緒に考える」というスタンスです。そして、実務や患者様との接し方は、自分が実践して示し、後輩スタッフの良いところを伸ばす。怒るだけでは何ひとつ良いことはありませんからね(笑)
これは私流のやり方というわけではなく、この職場で上司たちが私にしてくれたこと。小樽協会病院の育成環境は、教育システムがしっかり整っていて、上司が一人ひとりの目標や意欲を伸ばしてくれます。できることが増えると自信につながりますよね。その自信を上司はしっかり見守り、任せてくれる。頑張るほど、やりがいが深まります。そして、看護師一人ひとりの成長は、より良い看護につながり、それは患者様のためになる。この職場の理想的な環境をほこりに思っています。私は2006年に乳がん看護認定看護師の資格を取得しました。それも職場の理解と協力があったおかげです。まだまだこの先も挑戦したいことが尽きません。看護師としてのやりがいを一緒に深めていきましょう!
 

「好き」という気持ちを原動力に成長しましょう。

入職したばかりのころは思ったようにいかず、落ち込むこともあると思いますが、無理をしないこと。誰もがひとりではなく、人と接することで学び、時には助けられながら成長していけるのです。この仕事が「好き」という気持ちを原動力に頑張りましょう。
 

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