小樽協会病院

代表電話 0134-23-6234
FAX 0134-33-7752

令和8年度募集 臨床研修プログラム

病院名称 社会福祉法人 北海道社会事業協会小樽病院
所在地 〒047-8510 北海道小樽市住ノ江1丁目6番15号
電話・FAX (代表)電話 0134-23-6234 FAX 0134-33-7752
院長 宮本 憲行
病床数 一般病床 240床
診療科目 消化器内科、外科、呼吸器外科、産婦人科、整形外科、
小児科、循環器科、麻酔科、呼吸器科、放射線科、内科
プログラム名称 小樽協会病院 臨床研修プログラム
プログラム責任者 院長 宮本 憲行

 *小樽協会病院 臨床研修プログラム冊子のダウンロードはこちら
 

1 理念

 ◎医師としての人格を涵養する。
 ◎地域・社会に貢献する医師を育てる。
 ◎プライマリ・ケアの基本的な診療能力を育てる。
 

2 基本方針

  1. 医師として必要な、知識・技能・態度・判断力などの基本的臨床能力を修得する。
  2. 患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立することができる。
  3. 緊急を要する疾病や頻度の高い症状・病態に対する初期診療能力を修得する。
  4. 慢性疾患患者や高齢者、さらには末期患者への総合的な医療を理解し、診療計画に参画できる。
  5. 患者の問題を把握し、問題対応型の思考を行い、診療録やその他の医療記録を適切に作成できる。
  6. 医療チームの構成員としての役割を理解し、保険・医療・福祉の幅広い職種からなる他のメンバーと協調できる。
  7. 患者および医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身に付け危機管理に参画する。
  8. 保険診療や医療に関する法令を遵守できる。
  9. 生涯にわたる自己学習の習慣を身に付ける。

3 研修プログラムの特色

 当院研修プログラムでは、研修医1年目に必修科目である内科、救急(麻酔科)、※12週のうち4週は麻酔科、8週は2年間で40回以上の日当直研修を行います。外科、小児科、産婦人科をローテートし、医師としての基礎を身に付けます。
 研修医2年目には、必修科目である地域医療4週(一般外来1週・在宅診療1週を含む)、精神科4週を行い、残りの44週は研修医個人の希望を考慮し、専門性を重視した診療科や、経験の不足を補うための診療科を選択できるプログラムを用意しています。
 院内のその他の診療科はもちろん、当院にない診療科は他病院で研修することができます。(原則4クールまでの上限あり)
 当院は診療科こそ限られてはおりますが、協力病院との連携のもと、より濃い診療経験、知識、技術、プロフェッショナリズムの習得を目指し、また、研修医個人を重視した柔軟なプログラムを目指しています。

4 プログラム責任者

 所属 社会福祉法人 北海道社会事業協会小樽病院
 役職 院長
 氏名 宮本 憲行
 

5 研修委員会名簿 (R6年度)

氏名 所属 役職 備考
宮本 憲行 小樽協会病院 院長 臨床研修病院管理者・
プログラム責任者・
研修管理委員長
進藤 学 小樽協会病院 副院長 研修管理委員
高木 千佳 小樽協会病院 副院長 研修管理委員
木村 弘人 小樽協会病院 事務部長 研修管理委員
濱田 奈緒子 小樽協会病院 看護部長 研修管理委員
山田 史郎 小樽協会病院 循環器科部長 研修管理委員
辰巳 正純 小樽協会病 外来診療部長 研修管理委員
石川 慶大 小樽協会病院 呼吸器外科部長 研修管理委員
黒田 敬史 小樽協会病院 産婦人科部長 研修管理委員
山根 真央 小樽協会病院 麻酔科部長 研修管理委員
橋本 功二 小樽協会病院 整形外科部長 研修管理委員
寺田 修治 小樽協会病院 診療技術部長 研修管理委員
小松 加奈 小樽協会病院 薬剤科長 研修管理委員
渡辺 直輝 小樽協会病院 画像診断科長 研修管理委員
大川 直之 小樽協会病院 総務課課長 研修管理委員
中垣 卓 医療法人勉仁会
東小樽病院
院長 研修実施責任者
中井 義仁 医療法人社団
三ツ山病院
院長 外部委員
高川 芳勅 小樽市立病院 主任医療部長 研修実施責任者
和田 卓郎 済生会小樽病院 院長 研修実施責任者
加藤 達哉 北海道大学病院 卒後臨床研修センター長 研修実施責任者
渡辺 敦 札幌医科大学
附属病院
病院長 研修実施責任者
蔵前 太郎 余市協会病院 診療部長 研修実施責任者
青柳 勇人 帯広協会病院 副院長 研修実施責任者
 

6 指導医名簿

担当分野 氏名 役職 臨床年数
内科  宮本 憲行  院長 36年
外科(一般外来)  進藤 学 副院長 29年
内科  髙木 千佳 副院長 35年
外科(整形外科)  橋本 功二 整形外科部長 21年
小児科(一般外来)  辰巳 正純 外来診療部長 28年
病理  飛岡 弘敏 病理診断部長 37年
麻酔科(救急部門)  山根 真央 麻酔科部長 25年
内科  長井 和彦 病棟診療部長 29年
外科(呼吸器外科)  石川 慶大 呼吸器外科部長 25年
外科(消化器外科)  田本 英司 消化器外科部長 28年
産婦人科  黒田 敬史 産婦人科部長 18年
消化器内科  西尾 仁 消化器内科部長 32年
 

7 研修を行う施設

診療科 研修病院・施設 期間
内科 小樽協会病院、小樽市立病院、済生会小樽病院 24週
外科(一般外来) 小樽協会病院 4週
救急(麻酔科) 小樽協会病院、小樽市立病院 12週
小児科(一般外来) 小樽協会病院 4週
産婦人科 小樽協会病院 4週
精神科 小樽市立病院 4週
地域医療 東小樽病院、済生会小樽病院、余市協会病院 4週
選択科 小樽協会病院、帯広協会病院(一般外来)
小樽市立病院
済生会小樽病院
北海道大学病院
札幌医科大学附属病院
56週
※当院だけでは不足する研修分野については協力型病院、協力型施設で研修を行います。
※救急12週のうち4週は麻酔科、残り8週は2年間で40回以上の日当直研修を行います。

8 研修を行う診療科

 協力型病院・協力型施設と連携して1年間ないし2年間の研修の場を提供します。

 <研修担当診療科>
 内科(場合により協力病院でも実施)、外科、救急(麻酔科)(場合により協力病院でも実施)、産婦人科、小児科、病理診断科、整形外科、精神科(小樽市立病院)、地域医療(東小樽病院または済生会小樽病院または余市協会病院)

 <研修医1年目>
 必修科目:内科・救急・外科・小児科・産婦人科
 自由選択

 <研修医2年目>
 必修科目:地域医療・精神科
 自由選択

 *自由選択科について
 循環器科・消化器内科・外科・産婦人科・小児科・救急(麻酔科)・病理診断科・整形外科(R7.4時点)
 その他、2年目には北海道大学病院または札幌医科大学附属病院で短期研修(逆たすき掛け研修)の選択も可能です。
 短期研修は原則上限4クールまで選択可能となっています。
 ※原則1年目は院内で研修を行い、2年目より短期研修(逆たすき掛け研修)を選択できます。
 ※状況により各診療科の研修時期が変更となる場合もあります。

9 研修医ローテーション

 ひとつの診療科につき、4週以上のブロック研修を基本とした研修ローテーションを組みます。
 協力型病院・協力型施設での研修となる精神科及び地域医療は、原則4週とします。
 必修科目の他、1年目研修は12週、2年目研修では44週の自由選択期間を設けています。

 <1年目 研修ローテーション例>
  1
 必修科目:内科24週、外科4週、小児科4週、産婦人科4週、救急(麻酔科)4週
      ※内科研修は当院で研修内容が不足する場合、協力型病院でも実施します。
      ※救急は状況に応じて協力型病院である小樽市立病院でも行います。
 自由選択 :12週(当院で選択可能な診療科に限る)

 <2年目 研修ローテーション例>
  2
 必修科目:地域医療4週(東小樽病院、済生会小樽病院、余市協会病院)
      精神科4週(小樽市立病院)
 自由選択:44週 (当院で選択可能な診療科の他、協力型病院での短期研修を選択可能。)
      ※短期研修は原則4クールまでの上限あり。
 
 <その他>
 *一般外来研修は、平行研修として小児科と外科において2週ずつ実施し、また希望により協力型病院(帯広協会病院総合診療科)にて4週実施、合計4週以上の研修を行います。 
 *研修において、不足する部分については自由選択で補います。
 *研修時期については、指導医と相談のうえ、時期の変更が可能です。
 (状況により各診療科の研修時期が変更となる場合もあります。)
 *基本的には到達目標もありますので、各診療科を最低4週は行っていただきます。
 *各診療科をローテート中、院内で開催される研修会に参加します。
 *協力型病院での研修については、他施設で行いますので時期の変更は原則できません。
 *研修到達目標は2年間とします。
 

10 研修指導と評価

  1. 研修医は各診療科ローテート中または終了後、速やかに卒後臨床研修医用オンライン臨床教育評価システム(PG-EPOC)に、研修医評価票ⅠⅡⅢの自己評価を登録。経験すべき症候(29症候)並びに経験すべき疾病・病態(26疾病・病態)について、病歴、身体所見、検査所見、アセスメント、プラン(診断、治療、教育)、考察等を含む病歴要約を日常業務において作成登録し、指導医が評価します。
  2. その他、経験すべき手技等の経験や、感染対策・予防医療・虐待への対応・社会復帰支援・ACP・臨床病理検討会(CPC)などの研修会やチーム医療に、積極的に参加していただきます。
  3. 一般外来を実施した場合は、一般外来・在宅医療の実施記録表に記録し、指導医の実施確認の署名をもらい記録します。
  4. 指導医は研修医からの評価依頼を受けた後、PG-EPOCまたは各評価用紙にて評価を行います。
  5. 指導医からの評価の他、360度評価(看護師、コメディカルからの評価)を行い、評価内容によって面談を実施します。
  6. 定期的に形式的評価を行い、研修状況等をフィードバックすることで、すべての項目を到達・経験できるよう計画します。
  7. 2年間の研修修了までに、研修医評価票ⅠⅡⅢはレベル3以上を目標とし、経験すべき症候(29症候)、経験すべき疾病・病態(26疾病・病態)は全ての経験が必須となります。

<経験すべき症候(29症候)>  
ショック、体重減少・るい痩、発疹、黄疸、発熱、もの忘れ、頭痛、めまい、意識障害・ 失神、けいれん発作、視力障害、胸痛、心停止、呼吸困難、吐血・喀血、下血・血便、嘔 気・嘔吐、腹痛、便通異常(下痢・便秘)、熱傷・外傷、腰・背部痛、関節痛、運動麻痺・ 筋力低下、排尿障害(尿失禁・排尿困難)、興奮・せん妄、抑うつ、成長・発達の障害、妊 娠・出産、終末期の症候

<経験すべき疾病・病態(26疾病・病態)>
脳血管障害、認知症、急性冠症候群、心不全、大動脈瘤、高血圧、肺癌、肺炎、急性上 気道炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、急性胃腸炎、胃癌、消化性潰瘍、肝炎・ 肝硬変、胆石症、大腸癌、腎盂腎炎、尿路結石、腎不全、高エネルギー外傷・骨折、糖尿 病、脂質異常症、うつ病、統合失調症、依存症(ニコチン・アルコール・薬物・病的賭博) 
 

11 臨床研修病院群の想定時間外・休日労働時間 (令和5年度年次報告より)

※年単位換算
病院名 種別
時間外・休日想定時間
おおよその
当直・日直回数
(宿日直許可の有無)
時間外休日労働
前年度実績
小樽協会病院   基幹型 1名につき最大360時間 月3回程(有) 1名につき約360時間
北海道大学病院 協力型   1名につき360時間 救急科・集中治療部及び産科(周産期)・小児科(新生児)ローテーション期間中に月4回程
(同ローテーション期間中変形労働間制)
1名につき約132時間
札幌医科大学附属病院    協力型 200時間 月4回(宿直週1回、日直月1回上限)(有) 約100時間(2023年度)
帯広協会病院 協力型 270時間 月3回程(有) 240時間以内
小樽市立病院 協力型 500時間 月3回程(上限5回)(無) 約480時間(2023年度平均)
東小樽病院 協力型 0時間 臨床研修医の当直・日直なし 0時間
余市協会病院 協力型 500時間 月4回程(有) 約450時間
済生会小樽病院 協力型 960時間 月1~2回程(申請準備中) 約360時間
 
 

12 院内施設環境

保育所環境 院内保育所 あり(利用料金負担あり)
時間 7時45分 ~ 18時00分
病児保育 なし
夜間保育 なし
研修医利用 可 ※一時保育利用可
院内環境 休憩場所 あり
授乳スペース あり
研修医のライフイベントの相談窓口 なし
各種ハラスメントの相談窓口 あり
名称 ハラスメント相談窓口
専任担当 2名
※随時臨床研修担当者まで相談