理念
- 医師としての人格を涵養する。
- 地域・社会に貢献する医師を育てる。
- プライマリ・ケアの基本的な診療能力を育てる。
基本方針
- 医師として必要な、知識・技能・態度・判断力などの基本的臨床能力を修得する。
- 患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立することができる。
- 緊急を要する疾病や頻度の高い症状・病態に対する初期診療能力を修得する。
- 慢性疾患患者や高齢者、さらには末期患者への総合的な医療を理解し、診療計画に参画できる。
- 患者の問題を把握し、問題対応型の思考を行い、診療録やその他の医療記録を 適切に作成できる。
- 医療チームの構成員としての役割を理解し、保険・医療・福祉の幅広い職種からなる他のメンバーと協調できる。
- 患者および医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身に付け危機管理に参画する。
- 保険診療や医療に関する法令を遵守できる。
- 生涯にわたる自己学習の習慣を身に付ける。
経験目標
1.経験すべき診察法・検査・手技
- 基本的診察法を実施し、所見の解釈と記載ができる。
- 基本的検査法を実施あるいは検査適応の判断ができ、結果を解釈できる。
A ：自ら実施し、結果を解釈できる。（受け持ち患者以外でも可）
★：必修項目（受け持ち患者の検査として診療に活用する） - 基本的手技の適応を決定し、実施できる。
★：必修項目（自ら行うこと） - 基本的治療法の適応を決定し、実施できる。
- 医療記録を適切に作成し、評価できる。
2.経験すべき症状・病態・疾患
- 頻度の高い症状
★：必修項目（自ら診察し、鑑別診断を行うこと） - 緊急を要する症状・病態
★：必修項目（初期治療に参加すること） - 経験が求められる疾患・病態
全疾患（88項目）のうち70%以上を経験することが望ましい。
必修項目 ： 症例レポート
1、外科症例（手術を含む）
1例以上受け持ち、診断・検査・術後管理等について症例レポート提出
2、★疾患について、受け持ち入院患者の症例レポート提出
★：必修項目
入院患者を受け持ち、診断・検査・治療方針について症例レポート提出
☆：必修項目
外来診療または受け持ち入院患者（合併症を含む）で、自ら経験する。
3.特定の医療現場の経験
必修項目：各現場における到達目標項目のうち1つ以上経験すること
臨終の立会いを経験すること
- 救急医療
- 予防医療
- 地域保健・医療
- 周産・小児・成育医療
- 精神保健・医療
- 緩和・終末期医療
