科の概要と研修目標

当院呼吸器内科では、気管、気管支、肺、胸膜などの胸部に起こる疾患を、呼吸器外科や放射線診断科と連携して診療しています。

主な診療内容として、以下を中心に行っています。

1. 肺癌・縦隔腫瘍などの腫瘍性病変では気管支鏡、CT下肺生検などによる診断、手術の適応評価。内科的には化学療法の施行。
   診断困難な肺の小結節病変については呼吸器外科との連携による胸腔鏡下肺生検による診断・治療。
2. 肺気腫・慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患に対しての、内服・吸入による外来管理および在宅酸素療法管理。
3. 気管支喘息は外来を中心とした吸入・内服管理。
4. 間質性肺炎、サルコイドーシスなどのびまん性肺疾患では、CTなどの画像評価、気管支鏡による生検、気管支肺胞洗浄などによる病態評価、および呼吸器外科での胸腔鏡下での肺生検による診断。
5. その他、肺炎、胸膜炎などの感染症の診断・治療。

研修内容

1. 病歴聴取、身体所見の評価
2. 基本的手技として、血液ガス（動脈血採血）、胸腔穿刺、胸腔内トロッカーカテーテル挿入、中心静脈カテーテル挿入
3. 気管支鏡実技（生検、洗浄、トイレット、気管内挿管など）
4. 胸部X線、CTなどの画像読影
5. 前述した各種疾患の診断・治療・管理について

指導医