病院の概要外来のご案内入院のご案内診療科のご案内看護部のご案内

HOME > 臨床研修プログラム > 臨床研修医の声
臨床研修プログラム臨床研修プログラム




先輩臨床研修医の声
2010年度
 

(左から)越智 龍太郎 医師、磯山 友幸 医師、寺山 敬介 医師


寺山 敬介 先生(平成22年4月〜)
 ・消化器内科での研修(平成22年6月)
 ・協会病院での日々(平成22年10月)

磯山 友幸 先生(平成22年4月〜)
 研修医から見た小樽協会病院(4,5月)(平成22年6月)
 研修医から見た小樽協会病院(6,7月)(平成22年10月)

越智 龍太郎 先生(平成22年4月〜)
  ・研修医生活 早2ヶ月(平成22年6月)
 ・研修医日記 Part.2(平成22年10月)




消化器内科での研修
(平成22年6月)

研修医   
寺山 敬介

 早いもので本日(5/31)をもって消化器内科での研修が終わりました。右も左もわからないような状態だった4月は自分の不甲斐なさに悩むことも多かったのですが、少しずつ出来ることが増えてきて、今では毎日、真剣に、楽しく研修しています。

 消化器内科の先生方は診断や薬の使い方など消化器疾患の基本的な考え方を非常に丁寧に優しく指導してくださいました。また、CV挿入やVポート、腹腔穿刺、動脈血採血などの手技も数多く経験することができました。
 マンツーマンの指導なので難しい症例や失敗しそうな状況のときは適切にフォローしてもらえ、患者さんに不利益を与える心配や不安は全くありません。現在、消化器内科にいる研修医は私だけなので実践の機会も豊富です。ほぼ毎日のように機会があるため、「センスない」と言われた私でさえ割と短期間で上達することができました。この辺は小規模研修病院の強みですね。

 さらに内視鏡治療に興味がある私には、特にハイレベルな指導をしてくださいました。2ヶ月目の研修医に内視鏡を持たせるだけでも珍しいことだと思いますが、先生方が本当に辛抱強く指導してくれたおかげで、最後には(まだまだ未熟ですが)大腸カメラを一人で完結することができました。
 さすがに、こんな研修は大病院では絶対にできないでしょう。

 また、うちの消化器内科は消化器内科でありながら血液疾患の患者さんも入院されていますので、消化器だけでなく血液についても学ぶことができます。将来、消化器内科や総合内科を考えている学生さんには大変オススメの研修病院です。


生さんへ

 本当はもっともっと楽しい部分もあるし、逆に大変な部分だってあります。どの研修病院だって良い部分、悪い部分があると思いますし、どのような医師になりたいかによっても合う、合わないがあると思います。

 小樽協会病院に少しでも興味を持っていただけたら、まずは見学に来てください!!
 そして、私たち研修医のところにも来てみてください!!(事務の人にそう言ってください)大歓迎です!! どんな疑問にもお答えしますし、私が言っていることが嘘ではないことを実際にお見せできると思います。






協会病院での日々
(平成22年10月)

研修医   
寺山 敬介

 お久しぶりです。研修医の寺山です。
 協会病院での研修も半年が経ちました。今は外科で研修していますが、消化器も循環器も呼吸器科も毎日有意義な時間を過ごすことができました。
 今回はそんな研修の一部を写真で紹介したいと思います。


研修医室の様子です。右に見えるのは寺山の机。


寺山の机。毎月レジデントノートが研修医室に届き勉強する環境が整っています。


当直中はこのベッドで仮眠をとります。


病院の食堂の定食。美味しい。(この日の定食はいまいちでしたが…)
毎日2種類の定食の他、メニューが豊富に揃っています。


看護師さんから担当患者さんの状態を聞いています。


気管支鏡検査の様子。挿管しているところです。


糸が取れてしまったカテーテルを固定し直しています。



研修とは関係ありませんが…協会病院野球大会の小樽協会病院チーム。
ちゃっかり真ん中にいます。まるで優勝したみたいな笑顔ですね。


ん??これは…?あ…あれ?野球って点数低い方が勝ちだっけ…?


試合後の懇親会の様子。また優勝したみたいな笑顔ですが…。


実は完全試合で負けたぜ!!いえ〜い!!


 半年間研修をさせていただきましたが、相変わらず自分の無力さと現実の厳しさを痛感させられる日々です。やっと一つのことをクリアしても次から次へと課題が出てきます。順調に経過していたはずの患者さんの容態がまた悪くなったり、予想外の患者さんが急変したりすると、むなしくなったり落ち込んだりしてしまいます。

 それでも毎日充実感を持って研修できているのは指導医の先生はもちろん、周りのスタッフ一人一人がいつも私たち研修医に優しく、協力的で、また、素晴らしい仕事をしてくださるおかげだと思っています。院長が「うちの病院は、医者はどうかわからんけど、コメディカルは本当に優秀だ」と冗談を言っていましたが、研修医という立場から見ても本当にその通りだと思います(もちろん医者も優秀ですよ!!)。


 特に看護師の皆さんからは病棟のことや看護における基本的なことなど、いろいろなことを教えていただいたり、ミスを事前に指摘していただいたり、大変お世話になっています。忙しいときに私の下手くそな手技のせいで時間がとられたりしても、いやな顔を見せることなく優しく接してくれます(感涙)。その他にも、薬剤師さんは薬のことなら何でも教えてくれますし、臨床検査技師さんは心エコー・腹部エコーを丁寧に指導してくれます(今更ながら、もっと通えば良かった…)。放射線技師さんには消化器でも循環器でも呼吸器でもお世話になります。臨床工学技士さんは何処にでも現れ、何でも出来ます(「この機器の使い方がわからないなぁ」と思ったら、振り返ると何故かいます)。理学療法士さんには患者さんのリハビリをお願いする以外にも、個人的に自分の肩のことでアドバイスをいただきました。栄養士さんは私のメタボを気遣ってくれます(-_-)<ボクハフトッテナイゾ) 事務の皆さんには仕事だけでなく生活面でもサポートしてもらっています(何かお願いした時の対応がすごく早い!!)…全ての職員に本当に感謝です。


続・学生さんへ

私の研修は2年間なので、まだまだ4分の1が終わったに過ぎませんが、とにかく、つらいことがあっても楽しく有意義な研修をさせていただいています。仕事が終わった後には同期の2人と飲みに出たり、休みの日には釣りに行ったり、海沿いをドライブしたりと小樽での生活を満喫しています。
小樽協会病院は研修病院としての知名度はまだまだ低いようですが、穴場だと思います。異国情緒ある運河沿いのガス灯、どこか懐かしさを覚える小樽の街並み。海と山に囲まれ自然豊かで、海の幸・山の幸は一年を通して美味しく、それでいて札幌中心部まで電車でわずか30分の位置にあります。病院も良いけど、小樽という街もすごく良いですよ!!
皆さんが少しでも興味を持ってくれることを願っています。一緒に小樽で働きませんか!!




研修医から見た小樽協会病院(4,5月)
(平成22年6月)

研修医   
磯山 友幸

 はじめまして!一年目研修医の磯山友幸と申します。
 初期研修医として小樽協会病院で働かせていただいて早くも2カ月が経とうとしています。今年は1年目研修医が3人いるので、3人分(もちろん先輩方の文章も)の視点から小樽協会病院を紹介できるとおもいますので、よかったら参考にして下さい。

 私は4月から2カ月間循環器内科を回らせていただきました。長くはない期間でしたが、それでも急性心筋梗塞、心不全などのcommon diseaseはかなりの症例を経験することができ、急性期医療の醍醐味を味わうことができました。
 
 以下、2か月間の印象でしかありませんが、小樽協会病院での研修について簡単に書きたいと思います。
小樽協会病院での研修を一言で表すなら、「自由」。これは人によってメリットにもデメリットにもなることではあると思います。
 勉強会・レクチャーなどが定期的にあるわけではありませんし、教育システムが体系的に組まれているわけでもありません。だからといって、指導がいいかげんとかそういったことはなく、先生方はみな熱心に指導して下さいます。つまり、うちは研修医がこうしろ、ああしろと課される義務が少なく、ある程度自由に研修を行うことができる点が特徴だと思います。

 よって、自分から貪欲に学ぶ姿勢のある人なら、自分の好きなことを好きなだけ学べる環境があります。そのような積極的な姿勢のある人ほど、うちでの研修は向いていると思います。

 とりあえず、少しでも興味があれば一度見学に来てください。うちの良さは来てみて初めてわかると思いますから。




研修医から見た小樽協会病院(6,7月)
(平成22年10月)

研修医   
磯山 友幸

 研修が始まってからはやくも半年が過ぎようとしています。6,7月は呼吸器内科をローテートし、現在消化器内科で研修中です。今回は呼吸器内科についてに書きたいと思います。

呼吸器内科の患者さんは肺癌が中心ですが、そのほかにも間質性肺炎、気管支喘息、COPDなどの患者さんも入院されています。ときには救急での受け入れもあります。呼吸器科は非常勤の先生もいるものの、常勤の先生が2人であり、患者さんは多い時で50人程度に上ります。

 よって研修医は他の科にもまして責任感を持って主体的に行動することが求められます。(もちろん、先生方は忙しい中でも、質問には丁寧に応じてくれます)。重症患者さんも多いので、CV挿入、胸腔穿刺などの研修医として身につけておきたい手技を数多く経験することができます。また、ターミナルの患者さんに数多く接する機会も多く、そういった患者さんの治療について悩むこともあり、よい経験となりました。

 あらためてうちの病院は手技を早くから経験できることを実感しました。手技なんてものはどの時点で始めてもすぐに追いつくという意見もあると思いますが、まだ医者になりたてで、経験も自信もない研修医にとっては、できる手技が一つ増えていくたびにモチベーションのアップにつながると思います。

 見学に来てくれればその一面でも見せられると思いますので、少しでも興味を持たれた方はお気軽にいらして下さいね。ではまた!



研修医生活 早2ヶ月
(平成22年6月)

研修医   
越智 龍太郎

 小樽の地で新たな生活が始まって早2ヶ月。僕は呼吸器科での研修からスタートしましたが、この2ヶ月間は本当にあっと言う間、怒涛のように過ぎて行き、けれど、非常に沢山のことを学ぶことができました。

 この病院での研修の「売り」などは、過去の先輩方の研修レポートで詳しい(特に、齋先生のレポートは半端ない/笑)ので、そちらを参照してもらいつつ、今回は、なぜ僕が小樽協会病院を研修病院に選んだのかと、この2ヶ月で学べたこと、そして、ちょっとだけこの病院の初期研修の特色をお話しようと思います。

 今年の研修医は1年目が3人で、2年目研修医はいません。内訳は、小樽協会病院にマッチング(2年間)が1名、大学病院からのたすきがけ(1年間)が2名です。
 僕はこのうちの後者、札幌医大の関連病院として1年間お世話になっている身です(もう1名は北大のたすきがけです)。札幌医大では、今年からたすきがけ先の関連病院として選ぶことが可能になりました。

 6年生時の小児科選択ポリクリで2週間程、またそれ以外でも個人的に実習に来させて頂いたことがあり、病院の雰囲気や先生方の指導に対する熱意、研修内容等を生で体験して、(あと、大学で部活=合唱部の先輩でもある齋先生の熱心な勧めもあり/笑)小樽協会病院をたすきがけ先に選びました。2年目を大学にしたのは、児童精神、神経内科等の専門的なことを学びたかったからで、1年目は市中病院で内科・小児科・産婦人科をメインとして、common diseaseを中心に学ぶつもりでした。

 研修医が3人と聞くと、少ないと感じる方もいるかもしれません。研修医が沢山いる方が活気があって良い、と考える方もいるでしょう。しかし、その反面、研修医が沢山いると、教えられる機会、手技や症例の奪い合いになるのではないでしょうか(パイの分け前に喩えて考えてみると解りやすいかもしれません)。

 しかし、小樽協会病院(240床)のような小〜中規模病院では、大病院(1000床クラス)でありがちな、指導医1人に対して研修医数人という指導体制ではなく、むしろ、マンツーマンどころか、各科指導医約3人対研修医1人という、大変恵まれた指導体制です。

 体制だけ整っていて内容がなければ意味がないのも確かですが、この病院は内容の方もばっちり、呼吸器科では、この2ヶ月間で、静脈採血・ルート確保、大腿・上腕・橈骨動脈からの動脈採血と血液ガス分析、鼠径からのCVカテーテル挿入、胸腔穿刺、気管支鏡検査前の局所噴霧麻酔、気管支鏡下での挿管等の手技がスムーズ出来るようになり、入院治療計画書や紹介状、リハビリ処方箋を始めとする色々な書類を書いたり、処方もある程度自分の裁量で出せるようになりました。研修医の主な仕事は回診とカルテ書き、そして看護師さんへの指示出しですが、他の大病院のように、雑用ばかりということはなく、レポートを書いたり、自分の勉強時間を持つことも出来ます。当たった症例次第では、学会で発表もさせてもらえるかもしれません。

 先に書いた静脈採血とルート確保は、夕方就業後、新人看護師さん達に混じって(彼女達のプリセプターさんに付いてもらって)お互いに練習し合いました。また、当直明けの朝、深夜勤の看護師さん達にお願いして、患者さんの採血を代わりにやらせてもらったりもしています。時々の空いた時間は、検査室に顔を出すと、エコーや心電図、ABI等の練習をさせてもらったり、検査の方法や検査値について聞いたりもでき、病理部では標本を見ながら病理の先生に解説して頂いたりもできます。
 小規模病院であればこそ、職員数も少ないため、お互いに顔も覚え、アットホーム…は言い過ぎにしても、職種に関わらず皆仲良く仕事をしており、「チーム医療」「多職種連携」を実感しています。

 殆どの先生が○○大学の出身…ということもなく、いい感じに交じり合っているため、時々ニュースで見るような大学の派閥争いみたいなこともなく、異なる科の先生同士で飲みに行ったりと先生方の仲も科を超えて良好ですし、医師と看護師との仲も、しょっちゅう病棟で飲みに行ったり、看護師さんが先生をあだ名で呼んだり(ex.某副院長→カッキー、消化器内科某先生→ショウちゃん)と、非常に良好です。

 最後に少しだけこの病院の特色を。小樽・後志地方で、呼吸器科は唯一の病院であり常にほぼ満床、小児科は唯一の小児二次救急病院、またこの規模の病院では珍しくNICUまであり、沢山の患者さんが集まり、common diseaseから珍しい症例まで沢山の症例を実際に見て、学ぶことが出来ます(実際、たった2ヶ月の間に何例も珍しい症例を見ました)。また、消化器科は一番の稼ぎ頭、循環器科も積極的にAMIなどの救急を受け入れており、市中病院で内科や小児科を中心にしっかりと学びたい人にとっては最適な病院だと思います。

 一方で、真向かいに市立小樽病院があることから、循環器疾患を除く救急搬入はあまり多くありません。整形外科も今年度から非常勤となり、精神科も非常勤、眼科・耳鼻科・泌尿器科・皮膚科等の先生もおらず、放射線治療の出来る施設等もないため、1年目からそのような科を学びたい人、救急をバリバリやりたい人などにとっては不向きかもしれません。

 小樽協会病院での研修の特徴として一番大きいのは、通常の初期研修1年目では内科6ヶ月・救急3ヶ月が必修である所を、小樽協会病院では救急の必修を2ヶ月とし、残りの1ヶ月を月3回=年計36回の当直で補うとされていることで、残りの1ヶ月を他の科に割り当てて研修することが出来る(36回以上当直することも可で、当直代は1回1万円。当直は上級医の副直で、夜間帯の宿直、勤務のある土曜日=1、3、5週の昼〜夕の半直、休日朝〜夕の日直があります)ため、研修システムとしても、お財布的にも、お得な気分になれます(笑)

 来年、僕は大学に戻ってしまうためにいませんが、それまでの1年間で自分に出来る、出来るだけのことをし、沢山のことを吸収して、一人前の医師になることが、この病院に対する恩返しかな、と考えています。それと共に、この病院での研修の良さを学生さん達に伝えていくことが出来たら、とも。見学・実習に来て、生の研修医の話が聞きたいという人は、遠慮なく声を掛けて下さいね




研修医日記 Part.2
(平成22年10月)

研修医   
越智 龍太郎

 現在研修医5ヶ月目、病院にも大分慣れました。
 6〜7月は消化器内科、8〜9月は循環器内科での研修です。

 消化器内科は、食道・胃・小腸・大腸・肝・胆・膵、全ての消化器を見ている他、札幌医大の第4内科からの先生であることもあり、リンパ腫等の血液疾患も診ています。そのため、各部位の癌・炎症性疾患は勿論のこと、非常に稀な疾患まで、幅広く経験することが出来ました。念のため、2ヶ月で見ることのできた疾患をざっと挙げてみましょう。

 食道癌、胃癌(スキルス含む)、大腸癌(盲腸癌・虫垂癌・結腸癌・直腸癌)、肝癌、胆管癌、乳頭部癌、膵癌、IPMN、胃ポリープ、GIST、MALT、胃炎、胃潰瘍(術後の巨大潰瘍も)、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニア、大腸ポリープ、大腸憩室、憩室炎、虫垂炎、大腸穿孔、カンピロバクター性回腸炎が波及した腹膜炎、偽膜性腸炎、虚血性腸炎、腸管子宮内膜症、イレウス、過敏性腸症候群、痔核、肝炎、肝硬変、食道静脈瘤破裂、特発性門脈圧亢進症、門脈内気腫、アレルギー性肝障害、急性閉塞性化膿性胆管炎、胆嚢腺筋腫症、胆石性胆嚢炎、気腫性胆嚢炎、脾膿瘍、胆石性膵炎、IPMN塞栓性膵炎、横紋筋融解症、原因不明の高アンモニア血症、5-FUの重大な副作用としての高アンモニア血症、胃印環細胞癌を原発とする癌性髄膜症、DLBCL、T細胞リンパ腫…等々、多分、挙げればキリがないくらい。

 見ることの出来る手技としては、胃・食道・大腸の止血術(EVL・クリッピング)、ERCP、EUS、PTBD、PTGBD、イレウスチューブ挿入、肝生検、AG等があります。

 実際にやらせてもらえる手技は、内頚動脈からのエコー下IVH挿入、手術室での全身麻酔下Vポート挿入・交換、腹水・胸水穿刺などのいわゆる"刺しもの"を大量に(2日に1度のペースで)やらせてもらった他、デンバーシャント形成術、ダブルバルーン小腸内視鏡、PEG造設術等では助手として入らせてもらえます。

 特筆すべきは、胃カメラ・大腸カメラを一人で最後までやらせて頂けるようにまでなることです。最初の頃は、胃カメラは幽門部で、大腸カメラは直腸でそれ以上の挿入に手間取っていましたが、最終的には、胃カメラはファーター乳頭まで楽に到達し、所見を書かせてもらえる所まで、大腸カメラも盲腸まで到達し、バウヒン弁を通って小腸を覗く所までやらせてもらえました(いずれも、生検等も複数回やらせてもらっています)。2ヶ月しかおらず、また、僕が将来は精神科に行くこと(医師3〜4年目は内科をやるつもり)を理解されているのにも関わらず、やる気を買って頂き、やらせて頂いたことは非常にありがたかったです(医師3〜4年目では内科をやるつもりでいるので、可能なら胃カメラをやらせて下さいとお願いしていました。

 しかし、多くの病院では、将来入局しない研修医に、カメラを「持たせる」はともかく、やらせてくれる場合は少ないのではないでしょうか)。H先生の「頭で考えながらカメラを進めることが出来て、しかも最後まで到達するなんてお前はセンスがある。2ヶ月しか教えられないのが惜しい。あと2ヶ月あれば一人で助言なしで出来るようになるのに。内科をやめてしまうのは勿体無い。」とのお言葉を頂いた時は、それが多分にお世辞が含まれていると解っていても、自分が思い描いている進路が揺らぐくらい、非常に嬉しかったです(単純かもしれませんが/笑)。
 様々な症例を見て学ぶという意味でも、色々な手技を実際にやって学ぶという意味でも、非常に有意義な2ヶ月の研修期間でした。

 一方、循環器科では、急性期の患者が多いため、採血・心電図・Xp等のデータも日・時間によって刻々と変わり、それらに対する捉え方や対処法等をメインで学びました。PCIが可能な施設であり、心筋梗塞等の循環器救急では先生方だけでなく看護師さん達の目の色も変わります。

 そのため、心筋梗塞や狭心症、急性心不全、不整脈等の救急疾患を見る機会が多いですが、それ以外にも肥大型心筋症、拡張型心筋症、心タンポナーデ、大動脈解離、大動脈弁狭窄症等の弁膜症も見ることが出来ました。また、高血圧や糖尿病、脂質異常症等の循環器疾患の危険因子となる疾患も沢山見ることが出来ます(と言うか、殆どの人が持ってます)し、腎不全や動脈硬化性疾患(ASOや腎動脈閉塞等)の合併も多いです。それ以外にも、慢性心不全・腎不全等を基礎疾患として持つ患者さんであれば、消化器から呼吸器まで幅広く見ています(勿論、他科へのコンサルトも積極的に行っています)。

 手技としては、それまで他の科で学んできた"刺しもの"(特にIVH挿入や胸水穿刺)を主にやらせてもらった他、心エコーは技師さんが施行後にやらせてもらうことが出来ました(技師さんの解説付)。心臓カテーテル検査やペースメーカー埋込術は流石に見学が主でしたが、時に助手として入らせてもらったり、後半には右心カテーテル(Swan-Ganzカテーテル)検査もやらせてもらえました。但し、循環器科では、「手技」と言うよりも、冠動脈造影を読めるようになったことの方が大きかったと思います。
 
この6ヶ月間の内科の研修で、非常に有益な経験を積むことが出来ました。この後は、精神科、小児科、麻酔科、産婦人科、外科での実習が待っています。学んだことを生かして、今後の研修に臨んでいきたいと思います。


 最後に堅い話題を離れて。

 小樽は札幌近郊の都市ですが、海・山に面し、レトロな街並の並ぶ情緒溢れる街です。特筆すべきはお祭りの多さでしょうか。お隣の神社=住吉神社例大祭の日は、病院自体がお休みになりますし、小樽で一番大きなお祭り=潮(うしお)祭りには、多くの病院職員が参加します。潮祭りでは、約2kmの道のりを、潮音頭という踊りをひたすらに踊りながら行列で歩いていくのですが、研修医も例に漏れず、一番前、院長の横で踊ります(踊らされます/笑)。
 踊りきった後の達成感、打ち上げのお肉の美味しいこと(←普通は「打ち上げのビールの美味しいこと」と書く所ですが、僕はビール飲めないので…(>_<))。先生方が小樽市民に愛されていること、病院が地域密着なこと、職員が皆本当に仲が良いことを実感しました。


 社会福祉法人 北海道社会事業協会小樽病院
 〒047-8510 北海道小樽市住ノ江1丁目6番15号 TEL/0134-23-6234 FAX/0134-33-7752
 Copyright(C)2004-2012 小樽協会病院 All Rights Reserved.