小樽協会病院

代表電話 0134-23-6234
FAX 0134-33-7752

臨床検査科

業務内容

臨床検査科では、医師の指示に基づき患者様の血液や尿などを調べる検体検査、患者様に直接関わる心電図や超音波検査、肺機能などを調べる生理検査、内視鏡や手術などで採取した組織や細胞を調べる病理検査を行っております。また、NSTやICTなどチーム医療活動へも携わっております。

検体検査

血液中の酵素や血糖、尿中に含まれる糖や蛋白などを調べています。
それぞれの自動分析機はコンピューターで制御され、外来診察室や病棟などで入力された検査依頼はオンラインでコンピューターに送られ、採取された検体に貼られたバーコードをもとに検査が実施されます。
自動分析機は、毎日のメンテナンスやコントロール検体(値のわかっている血液や尿)の測定、年数回の全国的なサーベイ(同じ検体を多施設で測定し施設間の誤差を修正するもの)への参加を通して検査結果の信頼度を保っております。

生理検査

心電図、トレッドミル検査、ホルター心電図、肺機能検査、心臓や腹部、乳腺の超音波(エコー)検査を担当します。ホルター心電図は、小樽市内の開業医の先生や道内にグループ病院から受託検査も行っております。
患者様が安心して検査が受けられるように心がけています。
各種勉強会や講習会に積極的に参加し、検査精度の向上に努めております。

病理検査

認定病理医と臨床検査技師(細胞検査士含む)で構成され、当院の検体以外に、後志管内他院からの検体も受託検査しております。
主な業務内容
・病理組織検査:生検や手術などにより患者様から採取された臓器を、顕微鏡を用いて認定病理医が診断を行います。
・細胞診検査:子宮がん検診や、病変に針を刺すなどして採取された細胞を、顕微鏡を用いて細胞検査士が判定を行います。
・術中迅速病理診断:手術中に病変の良性・悪性の判断、リンパ節転移の有無などを調べ手術室へ報告します。
・病理解剖:不幸にも亡くなられた患者様の、病因の究明や病気の進行程度などを調べます。
また近年は、患者様一人ひとりのがん遺伝子に基づき適応薬を決定する「がんゲノム医療」が注目されています。遺伝子の検査には、ホルマリン固定の工程や時間などが適切に守られた病理組織の検体が必要であり、病理担当の臨床検査技師が適切に検体処理を行っています。
生検組織は1~2日、手術材料は2~3日、細胞診も2日以内に報告する様に務めています。
いずれも手作業が多く、豊富な経験が要求される為、学会や勉強会・外部精度管理に積極的に参加するなどし、迅速で正確な結果報告ができるよう努めております。

スタッフ情報

診療技術部長 兼 臨床検査科長:寺田 修治 以下 13名

認定資格
超音波検査士(循環器領域)2名
超音波検査士(体表臓器領域)1名
超音波検査士(消化器領域)1名
認定心電検査技師1名
細胞検査士2名
国際細胞検査士1名
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者2名
有機溶媒作業主任者1名