小樽協会病院

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先輩臨床研修医の声:新海 晃弘

氏名 研修期間 先輩臨床研修医の声

新海 晃弘
【初期】
平成27年4月~
研修の感想(平成28年11月)

 

研修の感想(平成28年11月)

 あなたの輝ける未来へ

 医療の個別化が叫ばれている時代である。人間が一人一人異なるように、同じ病気でも誰に発症したかで個性があるということであろう。であれば、それぞれの個性に合わせて調整を加えた治療が最適である。なんら不思議なことではない。これがひとたび研修病院探しになったならば、時として忘れ去られてしまっているのではないだろうか。

 国家試験を控え、日々の勉強や大学病院での実習に明け暮れ、研修先病院の吟味に時間を費やす余裕は少ないかもしれない。だが、医師として初めて社会と接する場のことを、少しの間であっても立ち止まって考えてみてはいかがだろう。

 まず、大前提であるが、全ての長所を兼ねそろえた病院は存在しない。例えば大学病院にしかない魅力は市中病院には存在せず、市中病院にしかない魅力は大学病院にはない。むろん小樽協会病院での研修とて例外ではなく、他の病院での研修と比べて劣っている点もあれば優れている点もある。そこで、研修医と研修病院の相性は大変重要なものになる。巷での評判が良く十人中十人が勧める研修病院であったとしても、あなたに合わないのであれば、そこには行くべきではない。優先すべきは世間からの評判ではない。あなたの未来なのだ。

 病院があなたに合うかどうかを知る最短の道は、見学に行くことである。これはまごうことなき真実であろう。しかし、残念なことに時間は有限である。すべての病院に見学に訪れることはできない。そこで、以下に小樽協会病院の魅力を述べることにする。少しでもあなたの病院選択の援けになれば幸いである。

 小樽協会病院はいわゆる中規模の病院であり、研修医が何十人もいるような病院ではない。また、近くにデパートや大型の娯楽施設があるわけでもない。一方で、中規模病院ならではの垣根の低さがある。専門科の数も多すぎず、各科の医師も数人であるために、お互いがお互いのことをよく知っている。これは研修医に関しても同様で、まだ研修していない科や研修の予定すらない科の先輩医師やコメディカル、事務の方々とも、ふとすれ違った時に雑談が始まるような温かさがある。また、小樽協会病院は呼吸器内科と呼吸器外科を備えた、後志唯一の病院であるため、この地区の呼吸器患者さんの多くが小樽協会病院に集まる。それに伴い、経験できる症例の種類や手技も多い。

研修医が少ないことは、一人一人の研修医の経験が濃密になることと同義である。例えばある病院で研修医が経験できる手技が十あるとして、研修医が五人の場合と十人の場合を考えてみる。研修医が五人の病院では、一人の研修医が二の経験をできる一方、研修医が十人いる病院では一しか経験できない。経験が倍であるということは、成長も倍ということになる。もちろん、成書での知識吸収は大事である。それと同じく実臨床における手技の獲得も大事である。ただ、実際に研修医として患者さんを目の前にしたならば、喜びが大きいのはやはり、自分の手で何かを為した時、すなわち手技が上手くいった時なのである。成書での知識吸収に励むことは当然であるとしたら、手技を多く経験できる病院と経験できる手技が少ない病院、あなたはいずれを選ぶであろうか。

デパートや娯楽施設が少ないことは、誘惑が少ないという意味では長所かもしれない。ただ、医学書を探したくなった場合、道内では札幌に勝る立地はないであろう。これも心配はいらない。休日であれば快速エアポートRを使い、速やかに札幌に行くことができる。意外なことだが、札幌中心部へのアクセスで言えば、札幌市内辺縁よりも小樽協会病院の方が良いのである。

さらに、道内の各大学病院での短期研修、いわゆる逆たすきが可能であるため、将来大学の医局に入局を考えているもののどの医局が自分に合うか分からない場合、小樽協会病院に所属しながら逆たすきを用いて中立な状態で各大学の雰囲気を味わいつつ研修を行うことができる。一つの大学に所属しながら他の大学を見学に行った場合、意外と所属している大学が良く見えるものである。

小樽協会病院の魅力をかいつまんでお伝えした。もしもあなたが興味をお持ちになったならば、是非とも一度、小樽協会病院へ足を運んでみてはいかがだろうか。あなたの輝ける未来への第一歩を、小樽協会病院でともに踏み出そうではないか。