小樽協会病院

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初期臨床研修プログラム - 地域医療

一般目標

医療の全体構造におけるプライマリケアや地域医療の位置付けと機能を理解し、将来の実践ないし連携に役立てられるようになるために、診療所で診る患者の疾患や問題が入院患者とは異なることを認識し、病棟における疾患のマネジメントではみられない患者へのアプローチを身につける。
 

行動目標

かかりつけ医の役割を述べることができる。
地域の特性が、患者の羅患する疾患、受療行動、診療経過などにどのように影響するかを述べることができる。
患者の心理社会的側面(生活の様子、家族との関係、ストレス因子の存在など)について医療面接の中で情報収集できる。
疾患のみならず、生活者である患者に目を向けて問題リストを作成できる。
患者とその家族との要望や意向を尊重しつつ問題解決を図ることの必要性を説明できる。
患者の日常的な訴えや健康問題の基本的な対処について述べることができる。
患者の年齢・性別に応じて必要なスクリーニング検査、予防接種を患者に勧めることができる。
健康維持に必要な患者教育(食生活、運動、喫煙防止または禁煙指導など)が行える。
患者診療に必要な情報を適切なリソース(教科書、二次資料、文献検索)を用いて入手でき、患者に説明できる。
患者の問題解決に必要な医療・福祉資源を挙げ、各機関に相談・協力ができる。
診療情報提供書や介護保険のための主治医意見書の作成を補助できる。