小樽協会病院

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先輩臨床研修医の声:山本 順子(旧姓 近藤)

氏名 研修期間 先輩臨床研修医の声
山本 順子(旧姓 近藤)
山本 順子(旧姓 近藤)
【初期】
平成23年4月~
小樽協会病院を選んだ理由と研修生活(平成23年6月)
研修1年目をほぼ終えて(平成24年2月)
当院での研修医生活2年目(平成24年6月)
当院での初期研修を終えて(平成25年3月)

 

小樽協会病院を選んだ理由と研修生活(平成23年6月)

はじめまして、研修医1年目の近藤と申します。
医学生の皆さんは、研修病院選びに頭を悩ませていることと思います。私もそうでした。
私は北海道出身ですが、大学は道外だったので、北海道の研修病院について詳しいことは知りませんでした。そんな私がなぜ当院を選んだのか、まず書こうと思います。

理由(1) 札幌近郊がよかった
小樽の街の雰囲気も気に入りましたし、快速電車に乗れば40分で札幌に行けるので非常に便利です。

理由(2) 大病院でその他大勢の研修医の一人にはなりたくなかった
大病院でこそ輝ける方もいると思いますが、自分はコンパクトな病院で先生方にマンツーマンで教えていただくほうが向いていると思っていました。当院は基本的に、一つの科に研修医1~2人です。

理由(3) 見学に来てみて、とても雰囲気が良かった
私は学生時代、それなりの数の病院に見学に行きましたが、当院に見学に来て一番居心地が良いと感じました。若いうちは厳しい環境で苦労すべきだとお考えの方もいると思いますが、働くということは、ただそれだけでストレスが溜まってしまうものです。不親切な環境で、無意味なストレスの上乗せをする必要はないと私は思っています。働きすい病院であるということは重要です。
当院はコメディカル・スタッフとの距離も近く、皆さん積極的に知識を教えてくださったり、仕事で足りない部分をフォローしてくださったりします。困ったときは電話をかけるか直接お願いしに行って、しょっちゅう助けていただいています。

理由(4) 実際に、手技などやりがいのある仕事がしたかった
当院は内視鏡や胸水穿刺、スワン・ガンツカテーテルやCV挿入など、おそらくは一般的な研修病院よりもかなり積極的に高度な手技をやらせてくれます。
研修医が高度な手技を行うことについては賛否両論あると思いますが、私はただ見ているだけではつまらなくて意欲が湧きません。しかし、次は自分が任されるのだと思えば、嫌でも必死で先生方の手技を観察して学び取ろうとします。
研修医にできることは限られている中で、充実感のある仕事をさせてくださる先生方の懐の深さに感謝しています。

理由(5) 研修医の要望を聞いてくれる
先生方も事務の皆さんも、私たちにとって良い研修生活のために、何かと環境調整をしてくださいます。
例えば私は、将来は児童精神をやりたいと言ったら、研修担当の飯田先生が橋渡しをしてくださって、札幌での児童精神の勉強会に出席させていただいています。また、久しぶりに女子研修医が入ったので、研修医室の隣にわざわざシャワー付の当直室を作ってくださいました。とても快適です。

そして、実際に研修がスタートして、4・5月は循環器内科でお世話になりました。
きちんとしたカルテやサマリーの書き方、患者の病態によった薬・検査のオーダーの仕方やスタッフへの指示の仕方など、病棟業務の基本がわかり、良いスタートを切れたと思っています。
6月からは消化器内科に移り、今まで全く興味がなかった上部・下部内視鏡に楽しくチャレンジする毎日です。やってみるとおもしろくて、次はもっと上手くやろうと真剣になってしまいます。自分の時間もちゃんと取れる病院ですので、休日にはしっかり休みつつ働いています。

それに、2年目研修医の寺山先生はとても頼りになって、1年たてばこんなにできるようになるのか~と驚いてしまいます。
長々と書いてしまいましたが、とりあえずは見学に来てみてください。
価値観は色々ですし、自分にとって本当に良い研修病院はどこなのか決めるのは難しいことですが、少なくとも私は良い研修病院だ思っています。
お待ちしています。

 

研修1年目をほぼ終えて(平成24年2月)

早いもので、あっという間に1年が過ぎようとしています。
私は、
4・5月:循環器
6・7月:消化器
8・9月:呼吸器
10月:産婦人科
11月:小児科
12・1月:外科
2・3月:麻酔科
という順に研修しました。

たまたま内科3つを最初に回ることができたので、一番効率的な研修だったのではないかと思います。
個人的に特によかったなと思っているのは、消化器(内視鏡を実践する機会が多くておもしろかった)、呼吸器(担当患者さんに対してできることの幅が広く、手技を任されることも多かった)、小児科(子供が好きだし、細い血管のルート取りに毎日必死だった)、麻酔科(挿管の経験は将来役に立つだろうし、術中のバイタルにハラハラしながらもやりがいがある)です。

2年次の研修内容はまだ確定していませんが、自分の将来につながりそうな小児科を多く回りたいな、と考えています。

今年度は研修医が計5人と当院史上最多だったようで、今のところ来年度も同じくらいの人数になりそうです。
当院は研修病院としてあまり知名度は高くありませんが、人数が増えて少しずつ拡大してきています。どんな研修病院を希望するかは人それぞれですが、興味を持った方はぜひ一度見学にいらしてください。

プライベートですが、研修医5人で積丹にドライブした日(一人撮影中)
↑プライベートですが、研修医5人で積丹にドライブした日(一人撮影中)

 

当院での研修医生活2年目(平成24年6月)

早いもので、研修医2年目も3か月が過ぎました。
私はこの3か月、小児科で研修していました。
将来は児童精神科に進むつもりなので、子供に慣れておきたいというのと、1年目での1か月の小児科研修が充実していたので選びました。

朝はカンファレンスで子供たちの夜の様子を聞き、回診で診察をします。その日の分の点滴や検査のオーダーを出し、カルテを書きます。
採血の子がいれば、練習を兼ねてやらせてもらいます。子供の採血は特殊なのでなかなか難しいですが、慣れてくると面白いものです。

当院は後志地区で唯一の入院できる小児科なので、他の病院からも紹介入院の子が多く来ます。入院の子が来たら、問診をし、診察し、点滴や検査をオーダーしてからルートを取ります。
これは採血よりさらに難しいです。そして検査結果を見てからカルテを書きます。入院の子がいない時は、外来や乳児健診、エコーやCTなどの検査を見学させてもらいます。
ベビー室を担当することはありませんが、帝王切開に入らせてもらったりベビー業務を少し手伝わせてもらうこともあります。NICUも後志地区では当院にしかありません。そして、夕回診でもう一度子供たちの様子を確認する・・・これが一日の流れです。

子供たちが可愛くて仕方がないので、毎日楽しいです。Common diseaseはもちろん、時には地方の病院とは思えないような特殊な疾患もあるので勉強になります。

7月からは3カ月間、関連病院である小樽脳・循環器・心の医療センターの精神科で研修します。

しばらく当院を離れますが、冬にはまた小児科に戻る予定です。

 

当院での初期研修を終えるにあたって

早いもので、もう初期研修の2年が終わりました。

私は2年目の半分を小児科で過ごし、これから専門となる精神科は関連病院である小樽脳・循環器・こころの医療センターで3ヶ月経験させていただきました。地域医療枠として東小樽病院で1ヶ月お世話になり、最後の2ヶ月は麻酔科でした。

 最も長く過ごした小児科がやはり一番印象的です。1年目は必修として各科を1~2ヶ月しか回れませんでしたが、長くいると「この疾患はこういう経過になることが多いんだな」「だからご家族にはこう説明すると良さそうだな」「今までの症例から考えて、まだ治療の手を緩めない方が良さそう」といったように、僅かながらも自分の経験値が増えていくのを感じました。ほんの数ヶ月の経験でこんなことを言うのは憚られるのですが、仕事を身につけるというのはこういうことか、と改めて思いました。
入院数が他科より少ないおかげで全患者を把握することができ、回転が速いおかげでたくさんの症例を経験することができました。Common diseaseはもちろん、比較的希な症例も少なくありませんでした。何より、将来児童精神科を志望するにあたって、『一般』小児科を経験できたことは、今後の財産になると思います。精神科を受診する子供たちを診るには、一般小児科の子供たち(そしてご家族)を知らないと比較対照できません。専門に進むと、もう他科を経験することはそうそうできませんので、当院で研修をした甲斐があったのではないかな、と思っています。

 もちろん、私自身の努力不足で、もっと勉強できたはずなのにと悔やまれることも山ほどあります。また、それぞれ事情があるので、医学生の皆さんにこの研修病院が適しているかどうかもわかりませんが、合う人もきっといると思います。少しでも気になったら、ぜひ見学にいらしてください。

 最後に、この場をお借りして、いつも親切にしてくださった小樽協会病院の皆様、本当にありがとうございました。